保険診療

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はじめに、一部の例外をのぞいて、ほぼすべての歯科治療は保険診療で行うことができます。前歯の被せ物や奥歯の詰め物なども保険診療によって白い素材を使用して治療を行うことができます。ただし、保険診療の目的が“悪くなってしまった歯を生活に支障のない程度へ回復すること”であるので、“もっと快適にする”、“もっと綺麗にする”といった目的には保険診療を適用することができません。

虫歯治療

虫歯は早期の発見と早期の治療が重要です。虫歯がひどくなって歯をたくさん削るようになっては遅すぎます。 初期の虫歯のように歯科医院による定期検診でしか確認できないような虫歯のうちに治療してしまうことが、 長い間健康な歯を維持することに繋がっていきます。

虫歯の進行

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C1
歯の表面のエナメル質、あるいはわずかに象牙質の一部が侵された状態。痛みはほとんどありません。この段階で治したいものです。
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C2
象牙質の大部分が侵され、穴があいてしまいます。冷たいものや風がしみて痛むことがあります。小さな穴に見えても、広い範囲を削らなければならないこともあります。
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C3
象牙質は完全に侵され、歯の神経の歯髄まで達しています。ズキズキした強い痛みがあり、炎症を起こすと治りにくく、腐りやすいので抜かざるをえない場合が多くなります。
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C4
歯はほとんど根だけになった状態。神経は腐敗し、根の端に膿袋ができて、抜歯となる場合があり、治療が困難となります。

予防歯科

今まで歯科医院は、歯が痛くなってから行くものでした。しかし虫歯になってから歯を失ってからでは手遅れです。また歯周病で溶けた顎の骨は元には戻りません。そのため最近では歯が悪くならないように予防していく事が重要になってきました。治療する前に予防することがこれからの歯科医院のスタンダードとなってきます。

世界で一番予防が進んでいるスウェーデンでは歯科の定期検診受診率が大人で80以上あり、子供にいたっては100近くが定期検診を受けています。他の先進諸国でも70ほどの受診率が一般的になってきました。

先進国ではこのように歯科に対する関心が高いのに対し、日本では驚くことに、10以下の定期検診受診率です。これでは虫歯や、歯周病が悪化してしまうのも当然といえます。

小児歯科

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小児歯科を「小学生ぐらいまでの子供が虫歯を治すもの」とお考えの方。日々成長の途上にある子供の歯と、口腔内の病気や異常の予防と治療、さらには定期診査をし、口腔の健康維持をする、またそれによって食生活や生活習慣を子供が身に付けられるような手伝いをする診療科が小児歯科です。
また当院では豊富な知識と技術を持ったスタッフと設備のもと、永久歯が生えてきた時に決められた場所に生えてくることが出来ず歯並びや噛み合わせが悪くなってしまった方でもそれを矯正する歯科医院でもあります。
保護者の方と協力し、予防と虫歯の早期発見・治療をし、子供のお口の健康管理をしてまいります。

親からの感染

虫歯菌は子供の歯が生え始めた頃(1~2歳前後)、母親などから子 へ感染すると考えられています。3歳ぐらいまでは感染の機会をなるべく少なくする事が重要です。お母さんの口の中に虫歯菌が多いと、それだけ子供 にうつる率が高くなります。母子ともに虫歯治療、虫歯予防が重要となります。

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